施設長ブログ

夢ふうせん施設長浅野大輔(怪しいものではありません) 

2024-07-10

7月1日の福祉新聞に6月28日に内閣府で行われた障害者政策委員会の記事が載っていました。その委員会の中で、静岡県立大学名誉教授の石川准さんの講演が行われたそうです。その講演の中で合理的配慮について、不特定多数の障害者が経験するであろう社会的障壁を事前に取り除く「事前的環境整備」が必要であり、イギリスやアメリカの法律では、この事前的環境整備が合理的配慮に含まれるということでした。障害者差別解消法では、合理的配慮の不提供は差別に当たるとしています。
「事前的環境整備」という言葉に初めて触れました。初めから想定できる障壁を広く取り除くことが求められる、ユニバーサルデザインの徹底ということだと思います。段差の解消やホームドアの設置などまだまだできていない環境整備が多いと思います。事前の環境整備が行き渡るには、お金と時間がかかると思います。個別の合理的配慮とともにもっと進めていかなければならないと思いました。

2024-07-04

旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたのは憲法違反だという判断が、昨日最高裁大法廷で言い渡されました。国が主張した除斥期間(不法行為から20年で賠償請求権が消える)についても、人権侵害の重大性に照らし、適用するのは著しく正義・公平の理念に反すると判断し、旧優生保護法は立法の時点で違憲だったと国に賠償を命じました。
憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される」とあります。個人として尊重されず、子どもを産み、育てるという大切な機会を奪うことは、決して許されないと思います。まして、20年以上前の出来事だから責任を負わないということもあり得ないことと思います。
久しぶりに「三権分立」という言葉を思い出しました。行政や立法に忖度した判決が散見されるなか、日本でもまともに三権分立が機能していると思える判断だったと思います。

2024-07-03

先週の水曜日、6月26日に今年度第1回目の地域自立支援協議会(https://www.city.hino.lg.jp/fukushi/nanbyo/1024275/index.html)が日野市役所で行われました。今回もたくさんの報告事項があった中で、日野市障害者差別解消推進条例の認知度が低いことに関して、今後どうしていくのが良いか、協議をしました。多く出された意見は、子ども達を巻き込んで啓発していくのが良いのではないかということでした。私もこのページで何度か取り上げている「福祉教育ハートフルプロジェクト」
(https://cilhino.or.jp/news/ハートフルプロジェクト特別講演会の報告/)について、モデル校での実施だけではなく、全校で行われるようにしていくことを提案しました。
子どもの意識や行動が変われば、その親も変わり、そして社会に広がっていくのではないかと思います。この問題は、即効性のある対策はないと思います。時間がかるかもしれませんが、声の小さい人たちも暮らしやすい社会にしていくために、地道な活動が必要だと思います。海外にルーツのある人たち、性的マイノリティの方達、難病のある方達など、地域には生きづらさを持った人たちは確実に生活しています。私は障害者支援という仕事を通して、小さな声を少しでも発信していけたらと考えています。

2024-06-02

5月30日に八王子東特別支援学校の運営連絡協議会で、授業参観する機会をいただきました。小学部の英語の授業、音楽の授業、高等部の数学の授業を拝見しました。子どもたちの一生懸命に聞く姿、質問に答えようとする姿。子どもたちにわかりやすく伝えよう、答えを引き出そうという先生たちの真摯な進め方にとても好感が持てました。
私はこれまでの経験から、知的障害のある方はインプットはある程度きちんとできているが、アウトプットするところでそれぞれ難しさがあると感じてきました。それが重心の方のように四肢に麻痺や変形があれば尚更です。
夢ふうせんにおいても、特別支援学校の先生を見習って、利用者の皆さんのアウトプットを丁寧に拾い上げ、それぞれの得意を伸ばす、思いを叶えられるような場にしていければと思っています。

2024-05-22

5月16日に中央大学の「キャリアデザイン」という授業で話をしてきました。キャリア=「生き方」ということですので、私の仕事を中心とした生き方の話をしています。内容は、夢ふうせんで利用者の皆さんがどんな仕事をしているかを紹介、私が仕事を通してやりがいに感じたこと、里親のことなどです。その中で日本理化学協業株式会社にある「働く幸せ」の像に刻まれている言葉を紹介します。「人間の究極の幸せは『愛されること、ほめられること、役にたつこと、必要とされること』である」という言葉を紹介しています。それは障害あるなしに関係なく、誰もがそうではないだろうかと話します。
そして、授業のレポートとして「自分だったらどのようなことで社会に役立っていける存在になれるか」を書いてもらいました。そのレポートを読ませてもらい、57人の学生が私の話を真剣に聴き、考えてくれた様子がよく伝わりました。その中のお一人が、「身近で困っている人を無視しないこと、例えば車椅子の方がいたときにエレベーターの開くボタンを押すなどです」とコメントしてくれました。恐らくこの学生は、そのように行動してくれるでしょう。そして、それを近くで見ていた人がいて、それを見習って同じような行動が広がるかも知れません。そのようにして優しさが広がっていけば良いなと想像し、嬉しくなりました。

2024-05-14

5月12日に趣味でやっているラグビーの試合で、顎を骨折しました。相手の大きなフォワード、No8にゴール前でタックルに行ったところ、私の入り方が悪くいわゆる「逆ヘッド」の状態で入ってしまいました。姿勢を低くしていたので、相手の膝に顔が当たり、飛ばされました。
左顎の角度がつく場所が綺麗に離れた状態、全く噛むことができません。食べられるものは、飲み込むだけの状態のものです。噛めないので「コーンスープのコーン抜き」「ゼリー飲料」などです。市販のものはどれも甘さを感じて、しょっぱいものを食べたいと思っていました。すると妻がミキサーを買ってきてくれて、早速豚汁をミキサーにかけてみました。うまい!幸せ!
夢ふうせんの風グループでは、常食をミキサーにかけて、ペースト状にしなければ安全に食べられない方が多くいます。さらに口から食べられず、胃ろうから栄養を摂っている方もいます。今回改めて、口から食べたいものを食べられることの喜びを感じることができました。風グループの皆さんに心を寄せることができた気がします。こういうことを「怪我の功名」というのでしょうか。

2024-05-10

厚生労働省から2040年に65歳以上の高齢者のうち、およそ3人に1人は認知症かその前段階の「軽度認知症」になるという推計が公表されました。認知症とは、様々な脳の病気によって、脳の神経細胞の働きが徐々に下がり、記憶や判断力などの認知機能が低下し、社会生活に支障をきたす状態を言います。
私が任意後見人として支援している90歳の女性は、3〜4年前はお話をしていても他の人に対する不満をおっしゃることの多い方でした。徐々に認知症の症状が進み、最近は全くそのようなことはおっしゃらずに、昔の良い思い出話がほとんどになりました。特別養護老人ホームで穏やかに生活していらっしゃいます。認知症による影響は様々な形で出るようです。ただ、周囲の人たちから適切に支援を受ければ、穏やかな生活を送ることができることを私は後見人としての活動でこれまで見てきました。社会の理解がとても大切だと思います。

2024-04-30

群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人追悼碑が県の行政代執行で今年の2月2日に撤去されました。この追悼碑は、日本の植民地支配下で強制連行され過酷な労働を課せられた朝鮮半島の人々を追悼するため建てられたものです。県内の朝鮮人労働者は群馬鉄山(中之条町)や、日本発送電岩本発電所工事(沼田市)、中島飛行機後閑地下工場工事(みなかみ町)などの各現場で働き、県内で6000人以上が労務動員されたそうです。埋もれていた史実を調べたのは、戦後50年にあたる1995年に県民らが結成した調査団。メンバーを中心とした「建てる会」が賛同金を集め、2004年にできたのが群馬の森の追悼碑でした。
しかし、毎年追悼式典が開かれてきたそうですが、2012年、参加者が「強制連行」に言及したことを挙げ「碑文は反日的」などと県に撤去を求める苦情をあげる人がいたそうです。こうした抗議を受けて県は2014年に設置の更新を不許可、「政治的行事を行わない」との設置条件に反したからという理由で、今回の行政代執行による撤去となったようです。
フランスの彫刻家ロダンは、「経験を賢く生かすならば、何事も無駄ではない」と言っています。この言葉から考えると、過去に犯した過ちに蓋をすれば、それは過ちと認めたことになる。過ちを二度と繰り返さないために、記念碑などを建てて伝承することで、その行為が過ちではなく次の世代の糧になる、ということだと思います。
そんな中、今の日本では事実を残すことが難しくなっているのではないかという危機感から、情報技術大学院大学の前林明次教授らが、現実の風景に画像をかさね合わせるAR(拡張現実)技術を活用し、碑の跡地にタブレット端末をかざすと、碑がバーチャルに再現されるアプリを開発したたそうです。
過去に犯した間違いを振り返らなければそれが失敗となる。振り返って次の行動に活かせれば、失敗ではない。私はこの事例を自分のこととして考えて、今後も進んでいきたいと思っています。

2024-04-12

横浜市港北区に素敵な理容室があります。「シルエット」散髪が苦手な人でも安心して通えるようにと開いているサロンだそうです。自閉症の方の特性として、音に対する過敏、触られることへの過敏などの特性があり、「床屋さんで髪を切ること」が苦手な方は少なくありません。シルエットの店主、半谷さんは訪問利用を通じて、高齢者や障害者の元を訪ねているときに訪問利用サービスを提供するNPO法人「セルフ」に出会い、障害について学ぶセミナーに参加し始めたそうです。障害のある子が特性故に散髪中に動き回ったりパニックを起こしてしまい、断られて理容室を使うことを諦める人がいることを知ったそうです。そこで元々4席あったところを1席限定にして、障害のある方とその家族だけの個室のような空間にして、安心して通ってもらうようにしたそうです。さらに初対面の時は1時間ほど時間をとって、家族らとカウンセリングをして、一人一人のカルテを作成してその人に合った散髪をしているそうです。
このような理容店があるということに感動します。私たち支援職がすべき環境調整や個別のアセスメント・個別支援計画の立案を床屋さんが行っている。我々障害者支援の専門家がすべきことをやった上で床屋さんでもある。負けてはいられません!

2024-04-01

本日から第2夢のいえがスタートしました。夜に皆さんの様子を見に行きました。すっかりリラックスしている方、緊張で不安を訴える方、様々でした。そして、ご家族は何度も夢のいえに足を運んで、お子さんの新しい生活に大きな不安と小さな希望を抱いているという印象でした。私たちスタッフは、そのようなそれぞれの「小さな物語」にとても心を打たれます。本当に、心から愛おしく感じます。ご本人やご家族のその小さな物語をこれからも大事にしていきたいと思うのです。
最近はロシアのウクライナに対する戦争やイスラエルのパレスチナ侵攻で語られる「犠牲者何万人」という報道に接して、私たちは身近にあふれる「小さな物語」を忘れかけている気がします。大きな数字の裏には、その数だけの小さな物語があって、それに思いを馳せれば一つ一つを大事にしなければならないと思うのではないでしょうか。それぞれの「小さな物語」に心を寄せていきたいと思います。

2024-03-31

全国の公立特別支援学校で、去年10月の時点で3359教室不足していたことが文部科学省の調査で判明したそうです。特別支援学校に通う子どもが10年前から約2万人増えているとのこと。特別支援学校の1学級当たりの人数は小中学部は6人、高等部は8人とされていて、人数が増えたことがそのまま教室不足につながっているようです。
これに対して、文部科学省は2024年度までに教室整備のための改築などの国庫補助率を3分の1から2分の1に引き上げて整備を促す方針だそうです。しかし、今こそインクルーシブ教育を進めていくことを考えるべきではないかと思います。国連の障害者権利委員会からの指摘もあります。子どもの頃から障害あるなし関係なく過ごすことが当たり前の社会を目指すべきだと思います。
文部科学省は2022年に特別支援学級に通う子どもは週の半分以上を目安に同学級で過ごすよう求める通知を出したそうです。その通知が「障害児を分離・隔離する差別だ」と大阪弁護士会がその通知を撤回するよう3月22日に勧告したそうです。文部科学省はインクルーシブ教育に後ろ向きであると感じざるを得ません。だからお金をかけて新しい教室を作ろうとしているのかと。時代の流れからも、経済効率性からも、そして子ども達の学びや育ちをより良くすることからも、統合教育が求められるのではないでしょうか。

2024-03-16

多摩児童相談所管内の里親の会、「すこやか支部」の勉強会に参加しました。この日は元委託児のお話を聞く、ということで里親家庭で育った20歳代前半の3人の若者の体験談を聞きました。里親委託は18歳で措置解除になります。3人の内の2人は幼少期から里親家庭で育ち、1人は高校生の1年半を里親家庭で過ごしたということでした。
3人の話を聞いて、「当たり前の生活の場」を提供することの大切さを改めて感じました。特にそれを思ったのが、一人の方が「夫婦仲良くいてください」というメッセージを語ってくれたことです。夫婦の仲が悪い、最悪の場合離婚してしまったら措置解除になってしまいます。里子は居場所を失います。里子が居て良いといつも感じられる家庭であってほしいということでした。
多摩児童相談所の所長が最後の感想で、「当事者は最高のエキスパートである」ということを話してくれました。私たち里親にとって本当に参考になる3人からの話でした。

2024-03-09

本日ハートフルプロジェクト特別講演会「みんなが幸せに生きる町〜日野からはじまる共生社会”ひのベーション”〜」に参加しました。市内5つの小学校で取り組まれている福祉教育ハートフルプロジェクト(https://www.city.hino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/024/365/hinokko142.pdf )の取り組みの発表と差別解消と共生社会について考える講演会でした。ハートフルプロジェクトに関しては、第7小学校4年生の総合的な学習の時間で1年間取り組んだことを子ども達が発表してくれました。障害のある方や認知症のご家族、LGBTQの方との触れ合いの中で、誰もが幸せに生きていくにはどうしたら良いかを学んだと言うことでした。子ども達の発表は、自分とは違う人を包摂的に捉えようという内容であり、小さな内からそのような考えが身につくことに大きな希望を感じることができました。同じ授業が全国全ての小学校で行われる日を夢見ました。
そして、障害当事者である自立生活センター・日野の藤田氏の講演もありました。藤田氏は、20歳の時のスノーボードの転倒で首を骨折し、首より下の身体に重い障害が残ってしまったそうです。その入院の時に「自分はこれで何もできなくなる、家族も持てないだろう、孫の顔を親にも見せられないだろう」と絶望したそうです。今振り返って、その思考こそが差別であったと話してくれました。現に藤田氏は今仕事もし、奥様とお子さんがいらっしゃいます。偏見や差別を克服するために、ハートフルプロジェクトのような授業が必要であり、インクルーシブ教育が進められることを希望すると言うことでした。
最後に差別のない社会の実現に向けて、「できないことの理由を探すのはやめましょう」、と言う力強いメッセージを発してくれました。その通りだと思いました。その時、前日に八王子東特別支援学校の医療的ケアが必要な高等部3年生を3人受け入れるために、夢ふうせんの看護師チームが限られた人員の中で一生懸命体制について考えて話し合うミーティングを行ったことを思い出しました。できない理由ではなく、できるための工夫を一所懸命に考える、本当に大事な思考だと思いました。

2024-03-03

東京都の里親フォローアップ研修の一環で、「里親家庭におけるアタッチメント」という研修を受講してきました。
「アタッチメント」とは子どもが恐怖や不安を感じた時に、特定の養育者に近接する、くっつくことで安心を取り戻すという生まれつき備わった心理的な行動傾向のことです。赤ちゃんや子どもは恐怖や不安、空腹を感じた時に親の近くに移動したり泣いたりすることで苦痛のシグナルを発します。親はそれに敏感に応答し抱き上げる、授乳するなどの行動をします。そうすることで子どもは親のことを「安全な避難場所」であると認識し、同時に安心を回復して「安全基地」から再び外の世界に出ていく、探索的な行動ができるようになります。虐待を受けた子どもはこのような心理状態になりにくくなってしまいます。そうすると対人関係を築けない、衝動的な行動をしてしまう、無反応になってしまうなどの行動面での難しさが出てしまいます。
新たな養育者としての里親が、そのような子どもにどう対処したら良いか。子どもにとって里親家庭が「安全な避難所」であり「安全な基地」であることを認識できるようにすることだそうです。子どものシグナルに敏感に反応して、受け止められて対応してあげられることを一貫して行うことが大切ということでした。それを実現するために「安全基地モデル」が示されました。5つの要素「利用可能性(子どもの信頼感を育む)」「敏感生(子どもの感情に対処できるよう手助けする)」「受容(子どもの自尊感情を形成する)」「協調(子どもの効力感を育む)」「家族メンバーシップ(子どもの所属感を育む)」を身につけることが求められるということでした。
我が家の里子はもう直ぐ4年生です。最近大分「試し行動」が減って、生活がスムーズになっている気がします。今回の研修で私が心に残ったのが、「養育者と子どもが離れているときの信頼関係」という話でした。例えば、子どもの好きなお菓子を用意しておく、好きな夕食を作る、など離れている時間にも子どものことを考えていたんだということが実感できる関わりで、親に対する「利用可能性」を感じられるということです。これから大きくなって、一緒ではない時間の方が多くなってきます。それでもいつも気にしているということを感じ取ってもらえるような配慮をしていければと思いました。

2024-02-11

3回目の夜勤を本日朝に終了し、東京に戻ってきました。日中の仮眠スペースでは十分な睡眠が取れず、寝不足状態での支援でした。
今回夜勤終了後、スポーツセンターから歩いて10分ほどのところにある「テルメ金沢」というホテルで温泉に入らせてもらいました(お金は払っています)。入浴後にコインランドリーで洗濯し、食事をして休憩スペースで仮眠しました。避難している方達はゆっくりお風呂にも入れず、支援している私たちスタッフはゆっくり温泉に入れることが出来るということに後ろめたい思いがありました。
避難所で高齢者、障害者の方達の生活を支援することに対して、これまで仕事で養ったスキルでお役に立てたと思います。今回の介護スタッフは、北は北海道、南は鹿児島まで、全国から集結していました。被災地だけで専門職を集めることは不可能であり、全国から介護スタッフを募集するという方法は、今後の災害でも活用される仕組みだと思います。それ以外にも医師・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師・栄養士などの専門職が複数関わっていました。そして物資調達のため阪急グループの職員が4〜5名常駐していました。そのお陰で支援に必要な物資は十分にありました。ALL JAPANで支援することの大切さと、被災地が支援を受ける「受援力」の両方がとても大事だと感じました。

2024-02-09

全社協・災害福祉支援ネットワーク中央センターからの派遣ということで、金沢市の1.5次避難所いしかわ総合スポーツセンターに介護職としてきています。昨晩一晩介護の仕事をしました。お年を召した方が多く、22名の方を5人の介護職員で担当しました。寝る前の支援、睡眠中トイレへのご案内の待機、起床の支援を主に行いました。2次避難所へ行く前の調整期間ということでしが、長い方は1月以上いらっしゃるということでした。4畳半もないスペースに2人で過ごしています。入浴もできていないようです。
地震と津波で大変な思いをなさった皆さんだと思います。早く心休まる居住地に移れることを願いながら、介護の仕事をしていきたいと思います。11日の朝8時までの夜勤です。

2024-01-19

全社協・災害福祉支援ネットワーク中央センターから、1月17日時点のDWAT活動状況が届きました。現在は、石川県、群馬県、静岡県、福井県、岡山県、滋賀県の6県のDWATチームが活動しているそうです。活動場所は、金沢市の1.5次避難所「いしかわ総合スポーツセンター」、志賀町の避難所「富来活性化センター」、七尾市の避難所「七尾市立中島小学校」「御禊地区コミュニティセンター」「西湊地区コミュニティセンター」で常設の相談コーナーや他の専門職種と一緒に避難所内のラウンドを行い、ニーズ把握や2次避難所への移行支援などを行っているそうです。
東京DWATにはまだ要請はありませんが、被災地では福祉ニーズが日に日に高まっており、DWATとは別に福祉施設への介護職員等派遣も進んでいるそうです。
私は2月の8日〜11日まで対応可能ということで伝えています。引き続き、情報収集に努めたいと思います。

2024-01-09

東京都社会福祉協議会から、『2024年1月1日(月)に発生した能登半島地震に伴い、東京都および東社協では、被害状況や支援ニーズを収集するとともに、「東京都災害福祉広域調整センター」の立ち上げを準備中です』というメールが届きました。現在の現地の状況として、「障害者関係施設の被害状況 石川県内において、5施設に停電(うち2施設は復旧)、28施設に断水あり(うち2 施設は復旧)。2施設が建物の被害あり、10施設が避難中(1/8)。新潟県内において、2施設で利用者を他施設へ避難。(1/1)→避難解除(1/2) 上記施設において、人的被害なし」という情報が届けられました。断水により水分確保が喫緊の課題であることが伺えます。
これに伴って「数週間以内に、東京DWAT(災害派遣福祉チーム)に対しても派遣要請が届く可能性があるため、チーム員および所属施設・団体の長におかれましては、派遣依頼があった場合の対応可否についてご準備(ご家族の理解、勤務シフト調整の検討など)をお願いします」ということでした。研修を受けた私も、要請があれば可能な範囲で答えていきたいと思っています。現在は急性期・亜急性期に対応する医療チームが中心となって現地の支援に当たっていると思います。福祉チームとしては、震災関連死対策と生活再建に向けた支援のための対応が必要なのだと思います。今後夢ふうせんとしてどのような支援ができるのか、情報収集していきたいと思っています。

2024-01-03

明けまして、おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
元日から能登半島で大きな地震があり、多くの被害が出ました。その支援に出ようとしていた海上保安庁の飛行機と航空機の事故も起きてしまいました。
被災地の支援ができなくても、このような時にできることを考えました。夢ふうせん職員の緊急時の情報共有の手段が確立されておらず、一斉メールの仕組みを試行中でした。今回を機会に安否を確認しつつ、テストをしてみました。返信があった割合は60%でした。まだまだ完全では無い状態でした。今後もテストを重ねて、緊急時に使えるようにしていきたいと思います。
今回の災害も東京では無いところで起きました。東京に住む私たちは経験が少ない分、訓練を繰り返し、被災地から学び備えることが必要だと思います。

2023-12-20

2017年に「新しい社会的養育ビジョン」(https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000345479.pdf)が発表されました。その時大きく話題になったのが、里親委託率に関して目標数値が出されたことです。それは要保護児の里親委託率を「5年以内に3歳未満は75%、7年以内に3歳から就学前は75%、10年以内に学童期以降は50%以上」にするというものでした。
最新の調査では、2022年3月時点で3歳未満が25%、3歳から就学前が31%、学童期以降が22%と「低迷している」という現状がこども家庭庁から発表されています。そこで今、こども家庭庁では次期都道府県社会的養育推進計画の策定要領に関する議論がされているそうです。その中で、3歳未満の里親委託率の目標を100%にすべき、という声が出ているそうです。
虐待を受けた子どもは、親との愛着関係を作ることが難しくなってしまい、その後の人格形成に大きく影響を受けます。それを補うためにも安心できる温かく安定した家庭で養育されることが重要です。現実に里親家庭を増やしていくことはとても大変ですが、数値目標を明確に示すことは大切なことだと思います。
我が家で里子をお預かりしてもうすぐ8年目になります。すっかり家族の一員です。

2023-12-15

東京都教育委員会が今後都立高校と都立特別支援学校の一体的な運営を検討する方針を明らかにしたという記事を読みました。浜佳葉子教育長は「共生社会の実現には障害のある子どもと無い子どもが共に学び、相互理解が重要」と意義を説明したそうです。一体運営の対象や時期、方法などは効果的なやり方や課題の整理を進めながら検討していくことになるそうです。
今後どのように検討が進むのか、検討の行方が楽しみです。本当の意味での相互理解がされるような環境になれば、障害者に対する差別的な意識は無くなっていくと思います。期待が膨らみます。

2023-12-08

12月8日はジョン・レノンが1980年に亡くなった日ですね。パレスチナやウクライナで戦争状態である今年こそ、ジョン・レノンの作った「ハッピー クリスマス」が世界中で流れることを願います。「War is overe if you want it」女性や子ども、障害のある人がたくさん犠牲になっていることと思います。1日でも早く、戦争のニュースが終わることを祈ります。
私事ですが、12月8日は私の母の誕生日でもあります。今年で80歳、そろそろ母の健康のことを気にしなければならなくなってきました。親孝行しなければと思っています。

2023-12-01

「アスリートがピッチ上だけで結果を出せばいい時代は終わった」と貧困問題に取り組むJ3・奈良クラブの浅川隼人選手の記事を読みました。キッチントレーラーでこども食堂を始めたそうです。
「一番の願いは夢の連鎖です。いつかは、企業と協力してバスを借りて、こども食堂に来る子どもたちが試合を観戦できるような企画もやっていきたいです。そこで『スポーツは、いいな』『自分も好きなことをやってみたいな』と思ってもらう。大人になったとき、選手が支えてくれた記憶がよみがえり、今度は子どもたちを支える側になってほしいです」とのこと。素晴らしい考えだと思いました。このブログで何度か触れていますが、スポーツ選手や芸能人など影響力のある人が社会問題に取り組むことが日本でもっと広がってほしいと思います。
浅川選手は「昨季はJFLで得点王、今季はJ3で得点ランク2位につけています。結果を残しているのは、サッカー以外の活動をしてきたからです」と語っています。社会的に意義のある活動が、自分のパフォーマスの向上にもつながっていると。やるしかない、と思います!

2023-11-19

前回ご紹介した「みるカフェ」に娘とその友達と行ってきました!着席したテーブルには、声やipadで打ち込んだ言葉が文字になるディスプレーが置かれていて、それを使って注文しました。声を文字にするのは、近くで話せばほぼ正確に文字になっていました。実際には、子どもたちがipadを使って入力、バナナジュース×3、コーラ×1、コーヒー×1といった具合に表示さ、聴覚障害のある店員に伝えることができました。
私たちが注文したものが出るまでに時間がかかったため、その後その説明などは耳の聞こえる店員が対応してくれました。やはり急な対応や細かいことを伝えるには、客である私たちも手話がわからないと難しいと言う印象を持ちました。
何れにしても、ハンディがあっても社会参加ができる、その為の技術の進歩やお互いの理解が進んでいることを感じることができました。期間限定のカフェなので、これを参考にあらゆるカフェに同じような機器が導入され、日常のことになれば良いと思いました。

2023-11-15

JR原宿駅近くに「みるカフェ」という店がオープンするという記事を読みました。デジタル技術で音声を「見える化」して、聞こえる・聞こえないに関わらず、快適なコミュニケーションを体験できるコンセプトカフェとのこと。今月15日から26日までの営業だそうだ。ろう者のスタッフが接客し、音声やキーボードで入力した内容が表示されるディスプレーや、手話を読み取って文字に変換するシステムなどを使い、客とコミュニケーションをとる。手話を読み取るのはAI(人工知能)を用いるそう。店内には、スポーツの試合で出る音や観客の歓声を振動に変換し、音の方向や強弱、リズムなどを体感できるコーナーもある。
来年度から、民間企業においても「合理的配慮」が義務化される。上記のような技術が汎用されて、どんなカフェでも聴覚障害の方が働き、また客として来店しやすくなれば良いと思いました。技術の進歩で、社会の側の障壁がなくなれば、「障害」という言葉がなくなるかもしれません。それを目指して進んでいきたいです。

2023-11-09

今週の福祉新聞に千葉県習志野市に大規模な福祉拠点が整備されていると言う記事がありました。2024年秋に児童養護施設を核として、高齢者や障害者の施設などを一体的に整備する「実籾パークサイドハウス」が開設されるそうです。敷地に塀がなく、地域の子どもが自由に使えるバスケットコートなども併設され、年齢や障害の有無を問わず地域に開かれた大規模多機能型の拠点となるそうです。
大規模多機能型である狙いは、ごちゃ混ぜに色々な人が触れ合う場を作り、互いに刺激しあってより良い地域を作ること。もう一つが複数事業を展開し事務機能を集約して運営コストを削減、また、働く職員が違う分野へ異動できることでキャリアアップにつながること、の2点が挙げられていました。
このようなごちゃ混ぜの場を作ることは、石川県の社会福祉法人佛子園での取り組みに代表されるように各地に広がっています。夢ふうせんも施設の中だけではなく、地域に出て色々な人との触れ合いを大事にしていきたいと外に出る仕事や活動を積極的に行っています。色々な人が暮らしていることが当たり前です。旭が丘の地域から発信していければ良いと考えています。

2023-10-24

昨日、東京都社会福祉協議会による「東京都災害派遣福祉チーム員登録研修会」に参加してきました。東京都においても災害時に福祉的支援を行うチームを組織することになり、そのための第1回目のチーム員登録のための研修会でした。すでに医療・保健分野では災害時の派遣チームが組織されています。福祉的支援は、特に発災後避難所生活から復興気にかけて生じる福祉的ニーズ(「震災関連死」という2次的被害〜生活再建)に対応することが期待されます。講師の方からは、被災者支援にあたっての三原則をいつも意識するようにというアドバイスがありました。「被災者中心・地元主体・協働」の三原則です。被災者目線でニーズを考え、被災者をエンパワメントして、支援の幅と可能性を広げるために多様な主体と役割分担して協働すること、を意識して被災地支援をするようにということでした。
また、「受援力」が大切であるという話もありました。日本においてはどこに住んでいても「被災者」になる可能性があります。そうなった時に一人で頑張るのではなく、外部からの支援の力を借りた方がより早い復興ができます。
日野市においては2019年の台風19号での被害があったように、水害のリスクが高い状況です。夢ふうせんは水害に関しては被害を受けないで、支援に回れると考えます。今後日野市内社会福祉法人ネットワークで水害の市内での支援について、今回の研修会で教わったことを参考に話し合っていければと思っています。

2023-10-17

報告が遅くなってしまいましたが、10月7日、防災・減災シンポジウムに参加しました。参加した分科会は「防災井戸端会議大作戦〜日野市民の輪を広げよう〜」で、災害時要配慮者について考える内容でした。日野市障害福祉課と高齢福祉課の現状報告の後にグループワークを行いました。災害時に配慮の必要な方達を想像してどのような支援、日頃の備えが必要かを話し合いました。参加者には聴覚障害者や車椅子ユーザー、外国籍の方など多様な方たちも参加していました。
最後に車椅子ユーザーの方がまとめをしてくれました。東日本大震災では、障害のある方の死亡率は2倍であったと言われています。呼吸器を利用している方など多くの重度障害者が、ヘルパーを助けるために先に避難させ、津波にのまれて犠牲になったそうです。そのような話をしながらその方は「私は災害があっても生きたい。家族と一緒に生き続けたい。そのためには災害時はもちろん、普段の生活から支援が必要です。」と語ってくれました。私はとても心を打たれました。「生きたい」とは全ての人が持つ感情だと思います。災害の時だけ支援しようとしても難しい、日頃からの関係性がとても大切だと思います。夢ふうせんの利用者の皆さんが、地域の人たちと触れ合う機会について、今後も考え続けなければならないと思いました。

2023-10-04

一般社団法人ロングスプーン協会という団体が、小中学生に無料で食事を提供する「フードリボンプロジェクト」という活動をしているそうです。それは、飲食店でリボン型のマグネット「フードリボン」を客が一つ300円で購入し、店内の壁に掲示します。中学生以下の子どもがそのリボンで1食分無料で食事ができるというものです。現在全国で80以上の店で行われているそうです。記事で紹介されていたのは宝塚市にあるコンビニ。リボンと交換されるのは値引きシールの貼られるお弁当ということで、フードロスの問題解決にもつながっているそうです。
子ども食堂が全国的に行われていますが、毎日ではない。一方でこの「フードリボン」の活動は毎日無料で食事が提供できます。この取り組みがもっと広がって、毎日の食事に不安を持つ子どもが安心して生活できるようになればよいと思います。リボンを買う人も良いことをしている満足感を得られ、フードロスの問題にも貢献し、良いことだらけだと思いました。

2023-09-14

大分市にある社会福祉法人博愛会の就労継続支援A・B型事業所「キッチン花亭」がJ1大分トリニータとクラブスポンサー契約を締結したという記事が今週の福祉新聞に載っていました。キッチン花亭では、法人内の農場で育てたお米や野菜を使って弁当製造を行い、今年の2月からスタジアムで販売したところ、「美味しい」という評判となって契約にいたったそうです。
Jリーグクラブは福祉との連携に積極的で、大変好感が持てます。プロスポーツクラブは、自分達の競技にのみ専心するのではなく、地域に目を向けた活動に積極的に取り組んでほしいと思います。

2023-09-08

新聞に2022年度全国の児童相談所が受けた虐待相談件数が219,170件(速報値)で、32年連続で過去最多を更新したと出ていました。虐待の内容は、心理的虐待が59.1%、身体的虐待が23.6%、ネグレクトが16.2%、性的虐待が1.1%だったそうです。
また、2021年度に虐待を受けて死亡した子どもが74人、その内0歳が24人で割合として最も多かったそうです。その背景には「予期せぬ妊娠・計画していない妊娠」が原因となったものがあるということで、国は産前から親を頼ることができなかったり、住む場所がないなどの事情がある「特定妊婦」の支援に力を入れていくことにしているそうです。子どもを産み育てることが、例え予期せぬものでも多くの人から支えられて、受け入れられるものになることを願っています。我が家の里子も生みの親が若くして産み、ネグレクトの状態であるところを保護されました。産みの親にも周りから温かい支援があれば、と考えてしまいます。
現在小学校3年生、ほとんど風邪をひくことなく毎日学校・学童に通っています。左利きですが、漢字を丁寧に書けてそのことをいつも褒めています。クラスでは「なぞなぞ委員」をやっているとのこと。明るく前向きにいてくれて、私たち家族はとても助かっています。

2023-08-29

東京新聞の記事で東京ベルディの活動が紹介されました。「当たり前でない世界を楽しもう」というタイトルで、足立区の小学校の総合的な学習の時間での取り組みが紹介されています。「相手のことを理解する」というタイトルで、パラスポーツのボッチャを利き手ではない手でボールを投げて的を狙う体験をしたそうです。夢ふうせんでいつもお世話になっている東京ヴェルディ中村コーチが「みんなは当たり前のように登校していますが、それだけが当たり前じゃない。目が見えない、耳が聞こえづらい人もいます。聞き手が使えなくてもみんなはスポーツが楽しめるかな。そんなことを感じながらやってみてください」と子どもたちに語りかけながら進行されたそうです。
東京ヴェルディは、都内のいくつかの市区で同じ様な活動をしています。中村コーチは「障害のある方々とスポーツで接し、それまではあまり関心がなかったが、こういう活動はJリーググラブがやるべき、やらないといけない活動だと思った」「私たちはこのような活動を町づくりと呼んでいる。五年、十年と続けることで、共生の理解を深めた子どもたちが育っていってほしい」とコメントしています。
まさにその通りだと思います。本日久しぶりに東京ベルディの「スポーツ体験教室」に利用者の皆さんと参加します。スポーツを通して、共生の理解を深める活動に私たちも参加していきたいと思っています。

2023-08-21

本日、日野市障害者計画等策定委員会の2回目と日野市医療的ケア児等支援協議会の今年度1回目の会議に参加しました。
障害者計画策定委員会では、計画の重点施策と計画全体の骨子について話し合われました。委員の中からこのような計画は、行政や事業者だけが取り組むことではなく、市民にも認知され一緒に進めるものになっているべきではという意見が出ました。その観点で見ると現在案として出されているものの文言にはそのような要素がありません。とても大事な考えだと思いますので、市民の参加を促すような施策を検討していければと思っています。
医療的ケアに関しては、地域生活上の課題に対応するためのコーディネーターを市内に配置することを2024年度から計画しているという報告がありました。医療的ケアのある方が地域で生活するためには様々なサービスを使う必要があります。それを専門知識のあるコーディネーターがフォローする体制になる予定です。
このような計画や委員会で話し合われたことが少しずつ形になっています。歩みはゆっくりではありますが、障害のある方の地域生活がより良いものになるよう委員会に参加していきたいと思っています。

2023-08-15

今年も敗戦の日を迎えました。この時期の新聞は戦争についての記事が多くなります。今年は復員した元兵士が、PTSDの影響から生活に支障をきたし、家族が大変な思いをしたという記事を読みました。戦中・戦後とほとんどの人たちが苦しみの中で生活をしなければならない、そのことを振り返って不戦の誓いを憲法に込めたのだと思います。
いつまでも平和であることが、全ての人たちにとって必要なことだと改めて思いました。

8月9日に息子の企業のインターンシップについて触れました。本日、驚いたことにオンラインでインターンシップに参加するということでした。1日パソコンの前に座って何をしているのか…これも時代の変化ということでしょうか。

2023-08-09

夢ふうせんでは、現在明星大学教育学部の3年生2名の実習を受け入れています。昨日は夢ふうせんの仕事の紹介ということで、私がお話しする時間をもらいました。2人とも真剣な表情で話を聞いてくれました。
私の長男も同じ大学3年生です。家でオンラインの授業は倍速で視聴していたりします。これから企業のインターンシップに参加するなど就職に向けて準備しているところ、今回の実習生のように真剣に話を聞けるのか心配です。
いずれにしても、若さって良いなと改めて思いました。社会人になるため、希望に満ちた若者を見るのは本当に嬉しいことです。夢ふうせんの実習で良い経験ができるよう進めていきたいと思っています。

2023-08-02

7月29日に障害福祉課による福祉避難所開設・運営訓練が行われました。今回は夢ふうせんの利用者ご本人とお母様にご参加いただきました。それと八王子東特別支援学校の生徒で、医療的ケアのある方も参加しました。当事者が訓練に参加して、実態を知るということが今回の訓練の大きな目的の一つでした。
医療的ケアのある方のお母様からは、ケアのための荷物を大きなバッグ2つに分けての訓練参加でしたが、ご自身の荷物は全く持ってきていないので、実際は荷物をとても運びきれないという感想が出されました。夢ふうせんの利用者のお母様からは、ご本人がその場にいることに我慢ができなくなり、大きな声が出てしまった状況を参加してもらった皆さんに見てもらえただけで参加して良かったという感想が出されました。
当事者の声を聞くということが改めて大切であると思いました。今後の訓練においても、なるべく当事者の方の参加を得た形で進めていければと思います。

2023-07-27

昨日7月26日は2016年に津久井やまゆり園で事件が起きた日です。7年が経過しました。凶行に及んだ植松死刑囚は、津久井やまゆり園で働いていました。私たち福祉従事者は決して忘れてはいけない事件です。夢ふうせんでは12時に利用者と職員で黙祷を捧げました。「すべての命は存在するだけで価値がある」生産性や効率性でその命の価値は決められるものでは決してありません。このことを常に頭に置きながら業務に当たっていきたいと思います。
そして昨日は久しぶりに利用者の皆さんと七生福祉園のプールに行きました。新型コロナウイルス感染症が広がって以降久しぶりのプール活動、皆さんが生き生きと水に親しんでいる姿を見るだけで幸せな気持ちになりました!

2023-07-24

6月6日の活動報告「旭ヶ丘小学校児童の見学を受け入れいました」(https://yume-fusen.com/activity_new/旭ヶ丘小学校児童の見学を受け入れました%E3%80%82/)

で見学に来てくれた旭ヶ丘小学校2年生の皆さんから、お礼の葉書が届きました。「三年生にはっぴょうするじゅぎょうがあってゆめふうせんのことをじょうずにはっぴょうできました」「ぱんのなかでもかれいぱんがおいしそうでした」とカレーパンの絵を描いてくれているはがきなど、文面から一生懸命さが伺えました。
子どもたちの勉強に貢献できて、嬉しく思います。夢ふうせんの利用者の働く力を今後も地域の皆さんにアピールしていきたいと思っています。

2023-06-22

最近毎日朝の送迎の運転をしています。運転中はJ -WAVEを流しています。ちょうど別所哲也さんがパーソナリティーをしている「TOKYO MORNING RADIO」がかかります。その中で時折別所さんが「ご機嫌は自分で作るもの」というメッセージを言います。とても良い言葉だと思います。うまく行かないことや難しい事柄に直面した時、感情のイライラなど人は他人や世間のせいにしがち、ではないでしょうか。結局は自分で気分を整えて、前を向くしかないと思います。負の感情を持つことは誰にでもある、そこから持ち直すのは心の持ちようと考えることが大切だと思います。
私も反省し、自分のご機嫌は自分で作っていきたいと思います!

2023-06-17

6月13日「こども未来戦略方針」が閣議決定されました。2028年度までに取り組む「加速化プラン」で年間3.5兆円規模を投じて、急激に進む少子化に歯止めをかけたいと岸田首相の方針のもと決定されたそうです。
関連する新聞記事を読んで、その財源については増税は行わず、社会保障費の歳出抑制や社会保険料の仕組みを活用して新たに徴収する「支援金制度(仮称)」を創設、詳細は年末までに示すとしています。この「社会保障費の歳出抑制」ということに関して、何を「抑制」するのか、今の社会保障費に抑制するだけの無駄があるのか、私としては障害者福祉施策に対する歳出抑制がされるのではないかと大きな危機感を持っています。この先どのような策が出てくるのか、注目しなければならないと思っています。
防衛費に関して、増額を図る法律「財源確保法」が16日の国会衆議院本会議で成立しました。今年度から5年間で43兆円程度の防衛費と見込んでいるそうです。アメリカから武器を「爆買い」するための倍増予算、その武器を扱いうのは、毎年定員割れしている自衛隊、18歳の自衛官が発砲事件を起こしてしまう自衛隊です。費用対効果は?武装を強化するということは、仮想敵もまた武力を強化するでしょう。負のスパイラルに陥るだけではないでしょうか?
子どもを安心して産み育てられる社会、障害を負っても高齢者になっても安心して生きていける社会、例え失業しても不安なく生活していける社会、そのような暮らしのために大切な財源は使われるべきだと思います。他の国の人々を脅すために大切なお金を使うべきではないと強く思います。

2023-06-09

本日、南大沢にある特別支援学校「南大沢学園」の見学に行って来ました。この学校は高等部のみ、特別支援学校でも入学試験のある学校です。卒業生の94%は企業就労するという、特化した学校です。生徒の皆さん、挨拶が気持ち良く、知的障害があっても就労を目指して頑張っている生徒が通っている学校であることがよく分かりました。
説明会の中で就労後の定着率について質問しました。昨年度の実績で1割の生徒が離職してしまったとのことです。その理由は、生活習慣の乱れが主だったということでした。
高校卒業後、進学する子どもが多い現状です。大学・専門学校等の生活は社会人に向けての「心理社会的モラトリアム」の期間と捉えることもできます。いわゆる健常者にとって、そのような期間であるわけです。知的障害のあるお子さんにとって、18歳になって学校の高等部を卒業してすぐに企業就労を目指すことが適切なのか、考える必要があるのではないかと思いました。
夢ふうせんにおいても、「障害者雇用」について取り組んでいかなければなりません。今後一人一人のニーズに合わせ、慎重に進めていかなければならないと改めて思う施設見学でした。

2023-05-18

グループホーム「夢のいえ」で大学生が世話人として働いてくれています。4年生で、この度就職が決まったそうです。近隣の大きな障害者支援施設です。今回その挨拶に来てくれました。「どんな仕事に就きたいか明確ではなかったのですが、夢のいえで働かせてもらってこのような仕事がしたいと思い、今回の就職につながりました。ありがとうございました」ということでした。
心から嬉しく思います。一緒に仕事をする中で、この仕事にやりがいを感じてくれたのだと思います。これからも同じ業界で働く仲間が増えるよう、良い職場づくり、良いサービス提供に努めていかなければならないと思いました。

2023-05-10

5月8日、日野市地域自立支援協議会に参加しました。その会議の中で、今年度障害福祉課が行う障害者施策に関する報告がありました。今年度は日野市障害者保健福祉ひの6か年プランを策定する年であり、本協議会のメンバーと市民委員を加えて策定委員会を行なっていきます。
その策定に先立ち、日野市民を対象にアンケート調査を行いました。調査項目の一つに「日野市障害者差別解消推進条例」について知っているかを問うものがありました。「よく知っている」「名前を聞いたことがあるが内容はよく知らない」が一般市民において22.8%、「聞いたことがない/初めて聞いた」が77.1%という結果でした。周知啓発が大きな課題です。
少し前にご紹介した「福祉教育ハートフルプロジェクト」が、今年度は第三小学校、旭が丘小学校、第六小学校の3校で行われます。学校教育の中で多く取り上げられ、障害者に対する理解が進むことを期待します。

2023-04-21

今日は第2夢のいえ建築の詳細を話し合うために積水ハウスの新宿の事務所へ行きました。とてもおしゃれな雰囲気、しかもスターバックスのコーヒーを飲むこともできるという環境で、設計の詳細について話し合いました。壁の色、床の模様などなど詳細に渡りました。少しでも「グループホーム」らしくない、普通の家という雰囲気になるよう要望を伝えました。
そんな新宿からの帰り道、人の多さに驚きました。新型コロナウイルスで在宅勤務でも仕事ができる会社が多くあったと思います。しかし、新宿駅までの道のり、電車の混雑具合など、人が密集する状態でした。今回のようなパンデミックを経験して、社会が変わっていくのかと思ったのですが、都心に集中する人口、というのは変わらないのかなと思いました。

2023-04-12

4月9日に「逃げ遅れる人々」という映画の自主上映会を行いました。東日本大震災の時、障害のある方の死亡者の割合は、いわゆる健常者の2倍でした。そして、避難生活も困難を極めたことを当事者がインタビューに答えるという映画です。実行委員のメンバーの他十数名の参加者とともに映画を観て、映画に出演しているいわき市で被災した車椅子ユーザーの小野さんの撮影秘話を聞き、グループに分かれて感想などを話し合いました。
小野さんの話の中で、最近あった出来事の報告がありました。夜に横浜駅を利用していた時、恐らく酔った方だと思うのですが後ろから突然車椅子を押しながら「何か手伝うよ」と話しかけられたそうです。小野さんとしては驚いた表情をしたところ、その人はそっけなく立ち去ってしまったそうです。後ろから突然乗り物を押されたりしたら、誰だってびっくりして身を固めると思います。可哀想な人に手助けしよう、という思いがその人にあったのではないか、声をかけて対話をしてくれれば良かったのではないかということでした。
それに対して会場にいた全盲の障害のある方が、自己決定の尊重と対等な関係性ということが大事だと話していました。かわいそうな人に何かをしてあげよう、ではなく対等に話し合って物事を進めていく。さらに災害時には普段に増してコミュニケーションが大事ではないか、ということでした。
改めて、知的障害者や重度心身障害者を支援するものとして、自己決定の尊重と対等な関係性について、普段から意識していなけらばならないと思いました。特に自分から意思を伝えることが難しい方達です。普段の自分の姿勢がとても大切だと良い勉強になりました。

2023-04-04

公益財団法人資生堂子ども財団が今春高校を卒業する児童養護施設や里親の下で暮らした子どもを対象にした「社会への巣立ちフェスティバル」を開催したそうです。社会人としてのスキルをサポートしようということで2005年から事業を行っているということで、メイクの仕方やスーツの着こなし講座などを行っているということです。財団の塩島理事長は「児童養護施設や他業種の企業も巻き込みながら、今後も社会的養護の子どもを支え続けたい」と話しています。
色々な人が支えてくれることを節目ごとに我が家の里子にも伝えていきたいと思います。「自立とは、依存できる先を増やすこと」ということで、頼れる先を見つけていくサポートをしていきたいと思います。

2023-03-20

3月17日に七生特別支援学校、3月20日に八王子東特別支援学校の高等部卒業式に参列してきました。新型コロナウイルス感染拡大で参列できない年が続き、久しぶりの卒業式でした。校歌や「卒業ソング」を歌うことはできませんでしたが、やはり良いものですね。
卒業生のご家族は嬉しいことも大変なこともたくさんある中でこの日まで成長を見守ってこられたのだと思います。心から敬意を表したい。そして、卒業生をお預かりする事業者として、身の引き締まる思いを改めてしました。夢ふうせんは七生から3名、八王子東から2名の卒業生を迎えます。皆さんの卒業後の新しい場がより充実したものとなるよう、みんなで良い施設にしていきたいと思っています。

2023-03-10

文部科学省が2024年度に小中高校と障害のある子が通う特別支援学校を一体化して運営する試行事業を始める方針を固めたそうです。互いの学校を児童生徒が行き来して授業を受け、教員も教えることで障害の有無に関わらず一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」進めることが狙いです。これは去年、国連の障害者権利委員会から障害児を分離する現状の特別支援教育をやめるよう勧告を受けた事を受けての対応だと思います。
障害の有無に関わらず一緒に学習することで、障害のない子が人間の多様性について当たり前のものとして受け入れ、障害のある子も多様な刺激を受けて成長することが期待できると思います。同時に、障害のある子に個別の支援計画を立てて、学習を深める配慮が必要だと思います。このような取り組みが当たり前になる事を願います。

2023-03-01

2月13日と27日発行の福祉新聞で「農福連携」の記事が載っていました。和歌山県と栃木県での取り組みです。いずれの県もセルプセンター(https://www.selpjapan.net/about/)が農業者と障害福祉事業者との間に入ってマッチングの手伝いをしているそうです。栃木県では、その取り組みを知った地元企業のフタバ食品がアイス用のイチゴピューレの収穫を発注し、それも農福連携で対応したそうです。
農家が単独で作業依頼をしにくいところ、この様に間に入って調整してくれる仕組みがあればスムーズに連携できると思います。その様なことが東京都でもできないのか、あるいは市単独でできるのか、障害福祉課や農業委員会と相談していければと思っています。

2023-02-21

2月20日、日野市社会福祉協議会の第5次日野市地域福祉活動計画の推進会議に参加してきました(https://hinosuke.org/wp/wp-content/uploads/2021/06/5th_community-welfare02.pdf)。2021年度から2025年度までの計画の進行管理の会議です。基本理念「みんなで作る豊かなまち日野〜助けられたり助けたり〜」の下、3つの視点〜5つの基本目標〜9の施策と体系付された計画です。日野市社会福祉協議会は、地域福祉の推進のために多岐にわたる事業に取り組んでいます。
その会議の中で「南平地区社会福祉協議会」の取り組みが取り上げられました。「地区社協」とは、地域の福祉課題を地域で解決していこうとする地域住民主体の活動組織団体です。日野市内にはこの南平地区だけにあります。推進委員として会議に参加している南平地区社協の事務局長である矢崎さんは、南平で地区社協が生まれた経緯について質問され、以下のように答えていらっしゃいました。「熱いメンバーが集まって、強いリーダーシップがあって、お節介な人が多かった」とのことでした。
私はこの「お節介」という言葉がとても大事だと思っています。お節介が迷惑になってはとついつい遠慮しがちになるものだと思います。しかし、「お節介」をキーワードにまちづくりをしている自治体がいくつかあります。地域にお節介が溢れるよう、先ずは自分からお節介な人になることを目指したいと思います!

2023-02-14

本日第2夢のいえの建設に関する住民説明会を「南平ふれあいサロン」で行いました。近隣の住民の方8名が参加してくださいました。建物の概要の説明の後質疑が行われました。火事に対する備えや災害時のことの質問がありました。少しでも不安なく迎え入れていただけるよう、一つ一つ丁寧にお答えしました。そして、地域の建物として住民が使える部屋はありますか、お花見など一緒にやりましょう、などの嬉しいお言葉もいただけました。
運営が始まった後、自治会に加入して行事など一緒に参加できればと。利用者の皆さんの「家」ですので、地域の皆さんにも受け入れてもらえるように進めていきたいと考えています。

2023-02-10

2月10日に市内で福祉避難所の開設協定を結んでいる施設で、夏の福祉避難所開設訓練の振り返りと個別避難計画作成の説明会が行われました。福祉避難所開設訓練は、2020年に夢ふうせんで、2022年にエールで行われました。シナリオは2019年の台風19号に沿ったもので2回とも行なっています。新型コロナウイルス感染拡大以降に行われているので、受け入れの動線や受け入れ先のゾーニング、看護師など専門職の対応など考えなければならないことはたくさんあります。台風19号は、長期の避難の必要がありませんでしたが、今後の訓練では長期の避難生活に対する訓練もしておく必要があると感じました。
個別避難計画は、浸水想定地域やかけ崩れ想定地域にお住まいの方、約400名を優先して作成していくそうです。それでも市のケースワーカーだけではマンパワーが不足するので、所属施設ごとに作成していくということでした。「避難支援者」を記入する欄があります。日頃からのご近所付き合いを大切にしていれば、災害時に助けあえる関係になれると思います。毎年参加している「防災・減災シンポジウム」では積極的に活動している自主防災会の方が多く参加しています。どんな支援をして良いのか、どんな支援をして欲しいのか、一つでもマッチングできるよう、シンポジウムのような機会はとても大切だと思いました。地道な活動ですが、災害時のためにも積極的に日野市との連携や防災のイベントへの参加を進めていきたいと思っています。

2023-02-03

1月27日に、令和4年度第2回日野市差別解消支援地域協議会があり、出席しました。この会議は日野市に障害者差別解消推進条例が2020年4月に成立して以降、市内の差別解消の取り組みについて検討したり、差別事例について報告を受けるなどしています。
今回の会議で「福祉教育ハートフルプロジェクト」の取り組みが紹介されました。これは日野市独自の福祉教材「ハートフルブック」を活用して、小学生の子どもたちに互いの人格と個性を尊重し、お互いを認め合って自分自身を知ろうということを目的に作られたものです。今年度第五小学校4年生で実施された授業の内容が報告されました。アイマスク体験や車椅子体験など、これまでも行われている内容ばかりではなく、聴覚障害者、精神障害者、知的障害者、認知症の家族、性的マイノリティの方などと交流するという内容もありました。
このような取り組みは、「日野市モデル」として広く全国的に行われれば良いと思いました。まずは知ること、そして交流することから理解が広がると思います。この福祉教育ハートフルプロジェクトについて特別講演会が3月4日(土)13時からイオンモール3階のイオンホールで行われます。ぜひ多くの人に足を運んでほしいと思っています。

2023-01-27

1月24日、日野市グループホーム事業者連絡会が行われました。今年から正式にスタートして、前回はオンラインでの開催。今回は対面で行われました。
 今回は「グループホーム職員のための虐待防止研修」が行われ、障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会代表の新井隆一さんが講演してくれました。その中で虐待事例についてグループワークをしました。管理者が入居者数名に繰り返し虐待をしてしまったと言う事例でした。グループワークで皆さんから多く出た意見は、他の世話人が指摘できていれば、風通しの良い職場であれば防げたのではないかと言うものでした。ある方は、風通しを良くしたいと思っても、交代勤務だし全員集まってミーティングの時間を持つこともできない、と実際の難しさを語っていました。その他職員不足などそれぞれの事業者が苦労しながらグループホームを運営していることがよく分かりました。
 今回約30事業所の管理者やサービス管理責任者が参加していました。その中には実際に虐待事例を出している事業者も来ていました。このような話し合いの場で自分たちの支援を振り返ったり、共感したり、愚痴をこぼしあったりすることが虐待を防ぐ手段の一つになると思います。継続して日野市のグループホームがより良い事業となっていくよう、関わっていきたいと思っています。

2023-01-19

今朝の新聞に「ウクライナ侵攻の現場から」という記事で、障害のある人に深刻な危機と支援が後回しになっている現状が報告されていました。車椅子ユーザーがアパートの地下壕や離れたシェルターに避難できず、空襲警報が鳴ると部屋の廊下が避難先となっているということです。また、難聴の方の補聴器の電池の確保が困難であったり、視覚障害者が瓦礫が散乱しているために食料の配給所まで行けないなど具体的な困難が報告されています。
大規模災害で亡くなる人の中で障害のある人の割合が高いことはこれまでも報告されています。昨年5月に改定された東京の災害想定でも、死者の6割以上が災害時要配慮者であるということでした。戦争状態の中ではなおさらそのリスクは高まることと想像することは難しいことではありません。このブログで何度も話していますが、戦争は絶対にしてはいけません。敵基地攻撃能力を持つために軍事費を増やすのではなく、戦争しないための工夫と努力を国には求めたいと思います。

2023-01-17

日野市の農業委員会との話し合いが本日ありました。農業委員会に所属する農業者の方5名と市役所職員、障害者支援施設職員3名で話し合われました。農業委員会としても「農福連携」に関心はあるものの実際にどのように迎え入れたら良いかわからないということを農業者の方が考えていることがよく分かりました。話し合いでは、実際にどのような仕事ができるのかということから、報酬の問題や保険のことなど率直な意見交換ができたと思います。それぞれ持ち帰って、話し合いを継続していくことで終了しました。
先日八王子のグッドホームで実習させてもらい、あらためて農作業の作業工程を切り分けて、障害のある人が活躍できる場があると実感しました。人手不足の解消にも貢献できると思います。ただ、そのためにも福祉の側がきちんと障害のある人と仕事のマッチングができなければ、作業に貢献することはできません。福祉側もきちんと考え準備をしておかないとオファーがあった時にそれに応えることができないと思いました。時間をかけ、良い連携ができていけば良いと思っています。

2023-01-12

昨日、八王子市川口町で「農福連携事業」に取り組んでいる株式会社グッドホームに実習に行ってきました。https://www.youtube.com/watch?v=x0k1bZ4jdQ0この動画が農福連携とグッドホームの事業を紹介しています。
日野市ではまだ取り組まれていない農福連携について、近々話し合いがあるということで、実際の現場を体験させていただきたいとお願いして実習に入らせてもらいました。知的障害者や精神障害のある方たちと一緒に作業をしたのが、午前中は出荷作業、午後は堆肥撒き作業を行いました。出荷作業は、ネギの出荷の準備とスーパーへの納品でした。スーパーは高幡不動の「おおた」に毎日納品しているということでした。堆肥は春の畑の準備で撒くのですが、重労働でした。
グッドホームでは、農作業全般に利用者の方が携われるよう細分化して提供しているそうです。グッドホームの利用者の方は軽度の方が多かったですが、重度の方でも関われる工程があるということでした。
毎日高幡不動に納品に来ているということなので、いつかショップゆめにも野菜を置くことができれば良いと思いました。日野市での話し合いでは、今回体験したことを報告しどのような形で農福連携を導入できるか考えていきたいと思います。ただ、農業は重労働であり、自然を相手にする仕事です。新たに携わっていくためには、色々な工夫と熱意、覚悟が必要です。代表取締役の登坂さんとお話しして、そのことが良くわかる実習でした。

2022-12-31

今年も皆様に支えられながら、夢ふうせんは進んでまいりました。ありがとうございました。
「世界」という岩波書店から出されている冊子の2023年1月号に、東京大学大学院人文社会系研究科教授加藤陽子さんの文章「それでも、平和を希求するために」という文章を読みました。今年の文字「戦」となったことに思いを寄せての寄稿でしょうか、専門である近現代史を中心に歴史から何を学ぶかということで2022年8月27日に須坂市で開催された「信州岩波講座」での講演をもとにした文章でした。
その中の「昭和天皇にとっての戦争」の一文を引用します。「しかし、その一方で、リットンが証言している通り、『大衆は多くの事実の真相を知らずにいます』というのが国民の実情でした。『レイテ戦記』を書いた大岡昇平は三十五歳でフィリピンに動員されますが、一九四四年戦地に向けて乗船する際、大岡はこのように悔恨しました。『どうせ死ぬ命なら、なぜもう少し戦争に反対する道に自分は生きなかったのか。』作家の頭の中には、例えば一九三二年以降、唯物論研究会(https://ja.wikipedia.org/wiki/唯物論研究会)や天皇機関説(https://ja.wikipedia.org/wiki/天皇機関説)が弾圧されていった出来事が浮かんでいたかもしれません。」
2022年や2023年が「戦前」となるような気がしています。私も大岡昇平と同じ悔恨をしないようにしなければと思いながら、この年越しを迎えています。「歴史に学ぶ」ということが改めて必要だと思います。

2022-12-19

質の高い雑誌をつくりホームレスの人の独占販売事業とすることで、ホームレス問題の解決に挑戦する雑誌「ビッグイシュー」VOL435号に、イギリスのケンブリッジ公ウィリアム王子が路上に立って、販売者と一緒に雑誌を販売したレポートが載っていました。ロンドン市内のとあるスーパーマーケットの前に販売者と一緒に立った王子、デニムにシャツ姿で目印の赤いジャケットを着ている写真は、とても王子と思えない姿。最初は素通りしていた通行人も次第に気がついて、あっという間に売れてしまったそうです。ウィリアム王子は、故・ダイアナ妃の意思をついでホームレス問題の解決に取り組んできたそうです。王子は記事でこの様に語っています。「私の役目は、あらゆる社会的立場の人々に会い、さまざまな人生の物語を知ること。非常に恵まれた立場であり、光栄だと感じています。誰もがこの様な機会を得られる訳ではありません。また、私ではホームレス問題を主張するのに相応しくないと思われるかも知れませんが、彼らの物語を広く伝え、社会の関心を引きつけ、行動を促すために、この立場を使うべきだと考えています」素晴らしい考えだと思います。
社会的に地位のある人、知名度のある人は社会が少しでも良くなるよう、その立場を使ってほしいと思います。その影響が、水滴の波紋の様に広がっていけば良いと思います。

2022-12-13

バリスタとは、コーヒーを淹れる職人のことです。知的障害がありながら、バリスタとして働く人たちがその腕前を競う大会があったそうです。「チャレンジ・コーヒー・バリスタ」企業や特別支援学校のカフェスペースで働く約50人が参加したそうです。さらにこの大会では、コロンビアの農園で知的障害者が育てた豆やタイの少数民族が栽培した豆が使われたそうです。
知的障害者の障害者雇用というと、清掃や軽作業が多いイメージがあります。しかし、それぞれの特性を活かして仕事が切り出されれば、色々な職種で活躍できると思います。バリスタでは、コーヒーを淹れる際に「丁寧な抽出作業ができる」ことがマッチしているようです。活躍場のが広がっていくと良いと思います。

2022-12-09

ドミノピザでは、2020年4月から地域社会を支えている人達に向けた支援活動として「無料ピザで地域支援」という企画を行なっています。クリスマスの時期には子どもたちへの支援として「クリスマスのための無料ピザ」ということで、児童養護施設や里親家庭、ファミリーホームなど子どもを支援する1000団体に無料でピザをプレゼントしてくれます。実は今回は応募したところ、我が家で当選しました!Mサイズのピザを2枚いただけることになりました。
社会の温かい支援があること、応援してくる人がたくさんいることを里子に話したいと思います。そして、普段協力してくれる実子にも感謝の言葉を伝えたいと思います。

2022-12-08

私がこのブログを始めたのは、2015年8月15日の敗戦の日です。その時に一度戦争になれば、弱い立場にある障害者が置き去りにされることは明白なので、絶対に戦争には反対しますと書きました。利用者の皆さんを守るために、この思いは今もこれからも変わることはありません。
自民・公明両党が、敵基地攻撃能力を保有するために、今後5年間の防衛費を1.5倍にしていく方針を固めたと報道にありました。この国は先の戦争で自国民ばかりではなく、アジアを中心に他国の多くの人々に多大な犠牲を強いたことを痛切に反省し、2度と戦争のための武力を持たないと誓って平和憲法のもと歩みを進めてきました。にも関わらず、再び他国を攻撃する能力を持つということをどう理解したら良いのか。私は絶対に反対です。
奇しくも今日は81年前にアメリカの基地を先制攻撃した日です。ドイツの元首相、ワイツゼッカーの言葉です。「過去の歴史に盲目なものは、現在においても盲目である」。

2022-12-07

新聞に「共生と共感」というテーマでコミュニケーションについて書かれた記事がありました。その中にフランスの難民支援プロジェクトを伝えるものがありました。パリ市内、フランス語がまだ分からない難民や移民で路上生活を余儀なくされた人たちへ向けて、医療やシャワーのサービスなどを案内する絵文字が載っている冊子があるそうです。「情報へのアクセスは基本的人権である」という考えのもと、そのような支援情報を冊子にして配布しているそうです。
自閉症の方たちの生活している世界を例えるとき、「言葉の通じない外国に突然放り込まれた状態」をイメージすると良いと言われます。もし自分がその状況になったら、状況を理解するために視覚で分かる情報を手がかりに、なんとか切り抜けようとすると思います。つまり、私たちが夢ふうせんの利用者の皆さんを支援するときに、視覚的に情報を提示することは必須です。そこで職員には、「構造化(https://h-navi.jp/column/article/650)」について学ぶことをお願いしています。知的障害者支援の専門家には、基本的人権を擁護するものとして必須の知識と考えています。

2022-11-30

福祉新聞に障害者総合支援法などの一括法案が衆議院本会議で可決されたという記事がありました。おそらく今国会で成立する見通しだと思います。
今回の法改正では、「障害者等の地域生活の支援体制の充実」として「グループホームの支援内容として、一人暮らし等を希望する者に対する支援や退去後の相談等が含まれることを法律上明確化する」ことが位置付けられています。グループホームでの生活の安定ばかりではなく、入居者の希望がある場合には積極的に一人暮らしに向けた支援をすることがこれから求められるのだと思います。
夢のいえで暮らす皆さんは、今の生活を気に入ってくれているのではと思います。お一方は、「実家よりも夢のいえが良いです」と言ってくださっています。嬉しい限りです。しかし、今年の夏に国連の障害者権利委員会から出された障害者権利条約に関する勧告でも「障害者が居住地、地域社会のどこで誰と暮らすかを選択する機会を持ち、グループホームを含む特定の生活形態に住むことを義務付けられないようにし、障害者が自分の生活に対して選択とコントロールを行使できるようにすること」という文言がいられれていました。今後については、グループホームから一人暮らしへという支援が求められると思います。夢ふうせんとしてどのような取り組みができるか、考えていきたいと思います。

2022-11-22

11月19日、私の子どもの学校で学習発表会がありました。各学年で練習したものを大人に披露します。2年生は「ガマ君とカエル君」どんなものか、楽しみにしていましたが、一人一人にセリフを言わせるために、みんな早口。決められた時間の中でいかに効率よくセリフを言わせるか。そこに子どもたちの学びがあるのか、親に自分の子どもの見せ場を見せるためにやっているのかな?そんな印象でした。
私たちも支援する利用者を見て、どうしたら充実した仕事ができるか、充実した時間が過ごせるかに視点を置いて仕事をしなければと改めて思いました。

2022-11-09

中央大学のNPO・NGO論という授業でお話ししました。1回目に夢ふうせんの紹介をして、私がこれまでの仕事でやりがいに感じたことなどを話し、障害者支援の仕事について知ってもらうことを意図して話しました。9日はその授業に対して学生の皆さんから寄せられたリアクションペーパーに私がコメントするというスタイルで進められました。リアクションの中で、多くの学生が障害のある方と関わりがない事がわかります。お互いに知り合う機会が少ないから仕方がありません。しかし、人は未熟な状態で生まれて大人の助けを借りて成長し、年老いれば身体上不自由になっていきますし、認知症になる人もいます。つまり、生きていく中で必ず障害者になるという事だと思います。その意味でも自分ごととして考えてほしいと話しました。
人は助けたり、助けられたりして生きていくものだと思います。お互い様の精神が大事だと思います。

2022-11-01

佐賀県立図書館にどんな人でも読書を楽しめるスペース「みんなの森」がオープンしたという記事を読みました。みんなの森には、拡大字本や触る絵本を始め、拡大読書器やリーディングカッター(ものさし状の読書支援器で、ページの読みたい行にあてて使い、視点を集中して読書をすることができる道具)などの読書支援機器、障害に配慮した利用案内や気持ちを落ち着かせるためのカームダウンコーナー(他者からの視線が遮られ、発達・知的障害者等が気持ちを落ち着かせるために有効な空間)も設置されているそうです。また、談話や飲食をしながら過ごせるとのこと。
このようなスペースがどの図書館にも標準的にあると良いと思いました。読書に対する垣根がグッと低くなると思います。ユニバーサルデザインですね〜

2022-10-31

昨日、「ママをやめてもいいですか!?」という映画を観てきました(https://www.umareru.jp/mamayame/)。題名を聞いて、お母さんの子育て「あるある」程度の内容なのではと思っていました。しかし、予想を裏切る内容で、とても良い映画でした。最初は産後うつを経験したお母さんの子育ての大変さがインタビューを通して語られます。10人に1人が産後うつを経験するとのこと。その子育てを支えるいちばんの存在であるお父さんも仕事と家庭の板挟み。助産師が語ったのは、「お母さんがミルクのピッチャーで、子どもがミルクを飲むグラス。ピッチャーにミルクが溢れていなければ、グラスに注ぐことができない。子どもを大切に育てるには、お母さんのケアが十分になされていないと。お母さんのピッチャーにたっぷりミルクを注いであげられる周囲の支援が大切」ということでした。そして話は、自身が子どもの時に母親を失った経験のある2人のお母さんと子どもたちの関係がクローズアップされます。自分が母親から愛情を十分に受けられなかったことで、子育てに悩みを持って、それでも子育てを通じて前向きに生活していく様子が捉えられていました。
人のことを傷つけるのは人であり、その傷を癒すのもまた人である、という感想を持ちました。我が家の里子は産んだお母さんから愛情を受けることができませんでした。その傷を癒すことができるよう、家族で前向きに進んでいきたいと改めて考える映画でした。

2022-10-29

奈良市に住む井上和晃さん、24歳が10月28日にギネス記録に挑戦しました。その種目が、ヘッドアップクロール。水面から顔を上げて泳ぐ泳法で、遠泳や水球などで使われるそうです。顔を上げるので下半身が沈み、水の抵抗を受けやすくなります。今回の挑戦は、50mプールを往復して1時間で2千メートル以上泳ぐことができればギネス世界記録に認定されるというものです。そして見事2,650mを泳ぎ切り、ギネス記録を達成しました。

井上和晃さんは自閉症で重度の知的障害があります。簡単な言葉であれば理解できるもののしゃべることはできないそうです。自閉症の人の中には、繰り返し行うことや集中することが得意であるという特性のある人がいます。井上さんももしかしたら繰り返の動作を集中して行うことが得意なのかも知れません。そうであるにしても、普通にクロールで1時間以上泳ぐというのは相当大変なところ、相当な練習を重ねたのではと想像します。私は泳ぐのが苦手です。井上さんのギネス記録達成に、心から尊敬します。

2022-10-27

昨日、日野市による指導監査がありました。主に理事会や評議員会が適正に行われているか、会計処理が適正に行われているかを中心に監査が行われ、改善点の指導がありました。理事会・評議員会については、コロナ禍で対面では行わずに書類の配布によって進めたことで、その手続きについての指摘を多く受けました。会計処理については、使っている経理ソフトが法改正に対応していないということで、経理ソフトの見直しすることを勧められました。指摘事項については、着実に改善していきたいと思います。
指導監査には、大変な時間と労力が必要です。それは受ける私たちもそうですし、監査する行政の方もそうだと思います。担当者の方の事前の資料には、たくさんの付箋が貼られ、メモ書きもびっしり入っていました。今後とも適正な運営に努めていきたいと思います!

2022-10-17

10月17日、中央大学文学部の「ボランティア論」という授業でお話しいたしました。施設の紹介、この仕事でやりがいに感じたこと、障害者支援のこれから、里子の話、といった項目で話をしました。「この仕事でやりがいに感じたこと」では、私が工夫したことや苦労したことなど障害者支援の仕事で心に残る出来事を話します。そして、障害あるなしに関係なく、人が生きることの素晴らしさについて伝えます。人と人との触れ合いの中で、一人ひとりが役割を持っているということを伝えられればと思って話しています。そして、里子との生活について紹介します。「ボランティア論」なので、夢ふうせんでも11月からボランティアの受け入れを再開すること、また、児童養護施設や里親家庭でも学習ボランティアを募集していることなどを紹介して終わります。月曜日の1限目に熱心に話を聞いてくれる生徒が多いことに感心します(約50人ほどが受講しています)。
学生からの質問で「実子がいるのにどうして里子を受け入れようと思ったのか」と問われました。あるアメリカのベストセラー作家の自伝的小説の逸話を読んで行動する大切さを改めて思ったためと話しました。それはある老人との対話から「波止場に5羽鳥が止まっている。そのうちの一羽が飛び立とうと決心した。残りは何羽だい。そう5羽。人はある決心をしたことや良い話を聞いたということで満足して、行動しないことがある。それでは意味がない。もし実際に飛び立っていれば、残り4羽も飛び立っていたでしょう。つまり行動すれば、他の誰かに影響を与えられるかもしれない、ひいては世界を変えられるかもしれない」これを読んで自分も行動しよう、と思ったのがきっかけでした。里親になることで、1人のお子さんの人生に伴走できる。そしてもしかしたらその輪を広げることができるかもしれない。行動することの大切さを考えてもらえればと思い話しました。
授業の終わりに話しかけられたのは、なんと長男の幼馴染でした。久しぶりの再会でとても嬉しかったです。大きくなっていましたが目元に面影が残っていました〜

2022-10-15

夢ふうせんにウクライナ出身の志摩タチアナさんという職員がいます。4年半前から非常勤職員として勤務しています。現在市内には3名のウクライナの方が避難してきており、日野市からの要請でその通訳として活躍しています。その打ち合わせの席に同席させてもらいました。志摩さんは、ベルリンの壁が崩壊した頃に来日したということで、母語はロシア語です。流暢なロシア語で通訳する姿は格好が良いと思いました。日野市の支援は市営住宅の空室に入居できることなどでした。遠く離れた日本に来て、家が確保されているということはとても安心だろうと思います。
オリンピックの空手選手団のキャンプを受け入れしたというご縁で今回のような取り組みがあるのだと思います。一方でアジア、アフリカ地域を中心に国家間の紛争や政治的な迫害を受けて日本への避難を希望する人々が多くいると思います。そのような人たちもウクライナの人々同様に安心して避難できるような枠組みができると良いと願っています。

2022-10-09

10月9日(日)「日野市民でつくる防災・減災シンポジウム2022」に参加しました。その中の第3分科会「防災は日常だ!〜わたしたちぬきの防災なんて〜」に参加しました。この分科会は、災害時に配慮が必要な方達のことを知って、実際につながりを持ち助け合える関係になることを目的に行われました。オンライン参加含めて50名以上の方が参加する、とても盛況な分科会でした。その参加者の中には、多くの障害当事者も参加していました。夢ふうせんからは私の他に酒井後援会副会長、只野事務長、利用者のお母様3名が参加しました。
障害福祉課の谷課長補佐から日野市の現状やこれからの取り組みについての報告、その後に東日本大震災で被災経験のある障害当事者の小野さんが当時の状況や災害に関するこれからの備えなどについての話がありました。それを受けて、参加者がグループに分かれて災害時に不安に感じることなどを話し合いました。
私の参加したグループでは、防災会で地域の要配慮者に対して2人ずつボランティアとして発災時には避難所への誘導をすることを決めている方の話や日頃から地域の要配慮者の情報を集めている方の実践の話、避難所運営がコロナ対応やペットのことなどで難しくなっているのではといった話が出ました。
多くの障害当事者や障害のある方のご家族の参加を得て、とても有意義な分科会であったと思います。日頃から地域で配慮の必要な方に関心を持つことの大切さを改めて考えました。職場ではもちろんですが、自分の住んでいる地域でも意識を持ちたいと思いました。
小野さんの発言で緊急事態を理由に障害者の生活を制限しないでほしいといったことや大規模災害ではなく、規模の小さな災害でも要配慮者は困ることがあり、その対策を考えることが大事ではないかといった発言もとても示唆に富んでいると思いました。

2022-10-05

プロレスラーアントニオ猪木さんが10月1日、心不全のため亡くなりました。2019年に難病である心アミロイドーシスを発症し、闘病生活を続けていました。享年79歳。多くの人の心を掴んだプロレスラーでした。「元気があればなんでもできる」彼の発するこの言葉に、私も共感します。まさにその通りだと。元気があるならまずは行動しようと。今、その死を惜しんで、テレビでたくさん取り上げられています。
難病というと、私が働き始めてからずっと関わっているSさんのことを思います。筋ジストロフィーという難病と共に45年間、明るく前向きに生活しています。この世に生を受け、最初は何事もなく生活していたものの、次第によく転ぶようになり、歩くことがままならずに車椅子生活となり、車椅子での座位が保てずストレッチャーを利用し、呼吸が苦しくなるので「バイパップ(非侵襲的陽圧人工呼吸器)」を顔が変形しながらも装着し、それでも苦しくなって喉から気管切開をして人工呼吸器を装着して現在に至ります。今動かせる筋肉は、瞼と唇と心臓だけです。この間ご自身の失われていく筋力に向き合いながら、受け止めながら、それでも前向きに生きる彼の姿に私はどれだけ元気をもらったことでしょう。その姿を思えば、私の苦労など本当にちっぽけな、取るに足らないことであり、まさに「元気があればなんでもできる」彼の生きる姿からそう教えられていた気がします。今、8月の定期入院で見つかった気胸との闘いをしています。これまで自らの病という現実を乗り越えてきた彼の力を信じて待っています。

2022-10-03

10月は「里親月間」です。里親制度を広く知ってもらうための期間とされています。
「広げよう「里親」の輪」(https://globe.asahi.com/globe/extra/satooyanowa/)というホームページがあります。その中で俳優の佐藤浩一さんが「フレンドホーム」という活動に参加している記事が出ています(https://globe.asahi.com/globe/extra/satooyanowa/art_00024/)。フレンドホームとは、乳児院や児童養護施設で生活するお子さんを週末や休み期間にお預かりして、家庭的な環境での生活を体験するというものです。佐藤さんの場合、奥様からフレンドホームをやってみないかと提案され、「自分達ができる範囲でやるのならいいのじゃないか」、ということで始めたそうです。このような考え方が、とても大切だと思いました。人は時には背伸びすることも必要ですが、それが毎日のこととなると続かなくなります。できる範囲でできることをやって、それが誰かのためになるのであれば素晴らしいことだと思います。
さて、我が家の里子は2年生。体調を崩すことなく、学校を嫌がることなく毎日通ってくれていて、本当に助かります。昨日は、私と2人で社会福祉協議会の「みんなといっしょの運動会」を見学しにいき、ボッチャを体験して帰りにソフトクリームを食べ、「楽しかった〜」と言ってくれました。まだぐずぐずすることもありますが、色々な人に声をかけてもらいながら、家族でなんとかやっています。

2022-09-29

出生率2.95に達している岡山県奈義町が紹介されている記事を読みました。東京都で1.15、大阪府で1.31に対して2倍以上の数字です。岡山県の北東部にある町がどうして出生率が高まったのか、インタビューに答えた主婦の言葉「この町なら子どもが2人いても育てられそうだよねと夫婦でいつも話しています」に現れています。
奈義町は、2004年頃から約15年間をかけて出生率を2倍にしたそうです。子育ての独自支援の具体例は、高校生までの医療費が無料、保育料も第1子は国基準の半分に軽減して第2子も減免がある。小中学校の給食費の補助、教材費の無償化。一戸建て(3LDK)に月5万円で住める「若者住宅」の整備を進めるなどしたそうです。また、高校生が市街に通うバス代の補助として年間13万5千円を支給し、お年寄りも使うバス路線を維持しているそうです。つまり子育て支援がお年寄りの支援にもつながっているそうです。
これらの財源は役場の職員や議員を減らしてやりくりしたとか。街を上げて子どもを大切にしていることが良く分かります。子育てをする上で経済的な安心感というのは、とても大切なことだと思います。そして地域を上げて子どもを育てるという雰囲気をいかに作るか、日本全国に奈義町の取り組みが広まると良いと思いました。

2022-09-26

9月22日に夢ふうせんの中で「秋まつり」を行いました。7月に行われた旭が丘中央公園の夏祭りには、感染状況などを考えて利用者の皆さんは参加を見合わせました。その代わりに、施設内に限定してお祭りを行うということで企画しました。しかし、施設内だけのお祭り、出せるものも限られています。今回は、ポップコーン、かき氷、綿飴、ゼリー掬いとささやかな出店です。
利用者の皆さんはとても楽しそうに各お店を回っていました。その場で綿飴やかき氷を頬張る姿は、とても生き生きとしていました。
新型コロナウイルスが拡大してからイベントにはほとんど参加できなかった皆さん、ささやかでもこういう非日常的なことで楽しく思ってくれている、やってよかったと心から思いました。

2022-09-21

先日新聞にアメリカのアウトドア用品大手パタゴニア創業者のイボン・シュイナード氏が、同社の全株式を環境団体などに譲渡することを発表したという記事がありました。これはつまり、毎年事業に再投資した後に残った利益を配当金として環境団体に分配し、環境保護に活かしていくということです。シュイナード氏は「地球が私たちの唯一の株主」という声明を発表しています。
これは画期的な、素晴らしい取り組みだと思います。あくまで企業の利益を追求しつつ、その配当は株主などの儲けではなく、地球の環境を守るために活用していくということです。ものを買うことは投票行動と同じとよく言われます。私はパタゴニアというと値段が高めなので購入を躊躇することがよくありましたが、これからパタゴニア製品を積極的に買うようにしようと思います!

2022-09-16

異常気象により、パキスタンでは大雨による洪水が頻発し、ヨーロッパでは旱魃の地域が広がっているそうです。日本も今年は6月中に梅雨明けしてしまい、暑い日が長く続いています。
明日9月17日から25日までがSDGs週間だそうです。この地球上で末長く人類が幸せに暮らしていくために、温暖化を防ぐ行動をすでに始めていないと手遅れになると思います。自然災害で被害に遭う確率が高いのは、障害者や高齢者などです。私たちも関心を持って行動しなければなりません。夢ふうせんでは、そんな思いもあって太陽光パネルを設置しました。
では個人として何ができるのか。小さなことの積み重ねが大切だと思います。例えば、使っていない部屋の電気は消す、洋服を大切に長く着る、お湯の設定温度を1℃下げる、ペットボトルを買うのではなくマイボトルを持ち歩く。一つの行動が積み重なれば、大きな力になると思います。私もお金は使わなくてもできることを増やしていきたいと思っています。

2022-09-14

障害に基づくあらゆる差別の禁止や教育の平等などを定めた「障害者権利条約」について、国連の障害者権利委員会が初めて日本の取り組みを審査し、勧告を公表しました。
その勧告の主なポイントは、精神科病院の在り方や強制入院の問題、統合教育の問題、障害者に対する差別意識の問題に関して多く触れられています。この勧告には、法的拘束力はありませんが、今後国はこれらのことにどのように取り組んでいくのか、注目していかなければなりません。また、関係者としても我が事として考えていく必要があると思います。特に障害者が住む場所を自分の意思で選べていないことも問題があるという内容もありました。これまでの国の動きでは入所施設から地域社会での生活へということで、脱施設が進められてきました。その受け皿としてのグループホームの整備でしたが、グループホームですら住む人たちが住みたい場所を選ぶ自由を奪っているという指摘です。これからはグループホームからもっと自由な住まいへという流れが出てくるかも知れません。
障害のある人たちのために何が必要なのか、今回の勧告と真摯に向き合っていかなければと思っています。

2022-09-08

静岡県牧之原市の幼稚園で送迎バスに子どもを置き去りにして、亡くなってしまうという痛ましい事件が起きました。この事故は他人事ではありません。夢ふうせんでも送迎車を13コース運行しています。
同じような事故を起こさないために、夢ふうせんでは午前の全体館内放送をした職員が放送の後各車両を目視で確認しています。このような仕組みがあっても、手順を飛ばしてしまうと事故につながります。手順を飛ばさないよう、毎日確実に行なっていかなければと思います。

2022-09-02

東京パラリンピックの正式種目であった「ボッチャ」のコートが渋谷区役所庁舎内に常設されたそうです。その名も「SHIBUYAコート」利用は事前申込制で開庁日の午前9時〜午後5時。1回の利用につき最大2時間まで借りられるとのこと。
渋谷区は「多様性のある街づくり」を掲げているそうです。老若男女、障害あるなし関係なく、誰もが楽しめる場所が若者文化の発信地にできたことの意義はとても大きいと思います。私も是非ボッチャをしに渋谷に行きたいと思いました!

2022-08-31

8月27日に発達・教育支援センター「エール」を会場に、福祉避難所開設訓練が行われました。夢ふうせんからは防災委員会のメンバーで参加しました。
訓練は、2019年の台風19号と同じような規模の台風が接近し、福祉避難所を開設するところから解除するところまでの流れを確認するというものでした。市役所職員の他福祉避難所の協定を結んだ事業所、東京都社会福祉協議会、南多摩保健所、民生委員の方達など多くの方の参加を得て行われました。
訓練の中で、停電が発生して電力の供給を夢ふうせんに依頼するということで、発電機とアネックスの蓄電池から電力を取る訓練も行われました。
現在も台風11号の進路が気になるところ、これからの台風シーズンに備えて良い訓練ができたと思いました。また、30年の内に70%の確率で起こることが想定される大きな地震に対しても備えていかなければなりません。明日は防災の日、気を緩めることなく災害対策を考えていきたいと思います。

2022-08-30

本日から新しいホームページが始まります。このブログも頻繁に更新していこうと思いますので、よろしくお願いします!

2022-07-11

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