9月20日(土)と23日(祝)の両日、日野市民でつくる防災・減災シンポジウムに参加しました。私は20日午後の第2分科会「事業継続・福祉避難所運営SgSE(スグセ)をしよう」に参加しました。
SgSEは災害時の福祉避難所運営を体験できるゲームで、熊本県にある社会福祉法人リデルライトホームの事務長木村准治さんが開発しました。熊本県にある社会福祉法人ということで、熊本地震と豪雨災害の時に福祉避難所を運営したご経験から開発されたゲームです。
内容は施設にあるインフラに関するカード6種類(電気、水道、ガス、職員、電話・メール、食事)を手元に置きます。今回の災害想定は豪雨災害で多摩川が決壊したというもの。参加者は被害の大きさ大、中、小というカードいずれかを引いて、被害が大きかった施設に被害の小さかった施設からインフラを提供するとともに、福祉避難所が立ち上がった想定で、その避難所にも必要な物品や人材を提供して(段ボールベッド、パーテーション、マスク、消毒液、ケアチーム、ソーシャルワークチーム、食料など)環境を整えていくというものでした。
このゲームを通して、福祉避難所は単独施設だけで立ち上げるのではなく、近隣の施設と連携して整備していけば良いということを学びました。一つの施設ではストックしておける物品に限りがありますが、小さい施設でも日頃から連携していれば、その分多くの物品を備えていると考えることができます。このゲームを活用し、市内の福祉避難所とさらに連携を深めることが大切であると感じました。