全体会議の勉強会

929日、職員の全体会議において虐待に関する勉強会をしました。95日に神奈川県知事に提出された「県立中井やまゆり園における利用者支援外部調査委員会調査結果報告書」の中の事案を参考に、所属グループ関係なくグループを作って話し合いを行いました。

中井やまゆり園での今回の調査では91件の事案に関する調査が行われ、76人の職員が関わっていたという報告がされています。残念ながら今回の調査報告書を読むと日常的に虐待が繰り返されていたのであろうと想像されます。

今回取り上げた事案は、「交換条件」を使った支援が心理的虐待にあたるというものでした。私たちの支援においても「交換条件」は日常的に使ってしまう可能性のあるものです。グループごと様々な話し合いがされていました。事案では、問題となる行動をやめさせるために全く関係ない缶コーヒーの提供で促すというものでした。グループからは、その問題となる行動がどうして出てしまうのかをまずは考えるべきではないかといった意見が出ていました。

最後にまとめとして、行動障害はその人の苦しいことや辛いことの表れであり、それを汲み取って支援していくのが私たちの専門性であるという話が上がりました。支援上で交換条件を使いたくなる時でも立ち止まり、表面に出ている行動の根本的な原因を考えてアプローチしようと振り返りました。夢ふうせんにおいて決して虐待事件が起きないよう、定期的に勉強会を開いていきたいと思っています。

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